『HIRAKU IKEBUKURO 01』Social Design Library (SDL)
ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。ここに企業紹介のテキストを追加できるようにする。
Saccoは、ステークホルダーによる360°評価サービス加盟の300社の上位5%の高評価を得ている会社です。
UCCグループ・ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社のステークホルダーVOICEのご紹介です。UCCグループでは、グループ全体で●●●●●な取組や●●●●などに力を入れております。
リリース 桜井肖典さん
テーエムダブル 新井伸之さん
エクセルシャノン 水口友浩さん
宮里仁美さん
三協立山 丸山剛史さん
としまNPO推進協議会 柳田好史さん
田尻いくみさん
北神 北村勝一さん
日本板硝子ビルディングプロダクツ 新谷洋平さん
マテックス 檜山悠里さん
商工組合中央金庫 松本 啓一郎さん
田中華子さん
YKK AP 近藤哲司さん
森田泰世さん
中村陽一さん
小林志帆さん
RBS 佐藤良文さん
LIXIL 越智裕之さん
法政大学や関西学院大学の学生たち
法政大学や関西学院大学の学生たち
『HIRAKU IKEBUKURO 01』Social Design Library (SDL)
『HIRAKU IKEBUKURO 01』Social Design Library (SDL)
松本浩志さん、山田健斗さん、喜田美智瑠さん、間中裕己さん、島居広輝さん、髙野山雅子さん、南凌さん、田中優奈さん、岩﨑美紗子さん
松本浩志さん
一般社団法人ロングライフ・ラボ 清水雅彦 代表理事
松本浩志さん
UCCグループ・ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社のステークホルダーVOICEのご紹介です。UCCグループでは、グループ全体で●●●●●な取組や●●●●などに力を入れております。
さわかみ投信株式会社は、本格的な長期投資で一般生活者の財産づくりのお手伝いをする投資信託委託会社です。 投資先企業の株式を10年以上にわたり長期保有する稀有なファンドとして企業からも絶大な信頼を得ており、この理念に共感する約12万人のファンド仲間(ファンド受益者)と共に3000億円超の資産を運用しています。
| 名称 | さわかみ投信株式会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 澤上龍 |
| 住所 | 〒102-0082 東京都千代田区一番町29-2 |
| URL | https://www.sawakami.co.jp/ |
| 業種 | 証券、商品先物取引業 |
| 電話番号 | 03-5226-7791(代表) |
| 資本金 | 3億2000万円 |
| 設立 | 1996年7月4日 |

「投資とは未来づくりに参加すること」。一般生活者の財産形成をお手伝いする投資信託(ファンド)を運用する、さわかみ投信株式会社の代表取締役社長 澤上龍氏は、そう語ります。同社は投資先企業の株式を10年以上にわたり長期保有する稀有なファンドとして企業からの絶大な信頼を得ており、この理念に共感する約12万人のファンド仲間(ファンド受益者)と共に3000億円超の資産を運用しています。今回は景気浮沈の荒波に揉まれながらも、揺るぎない信念を貫き着実に歩んできた同社の歴史、その根底に流れる想いや私たちが目指すべき未来社会の姿について伺いました。(画像提供:さわかみ投信株式会社)
―本日はよろしくお願いします。御社は長期投資を掲げて20年以上にわたり投資信託の運用と販売を続けて来られました。単刀直入にお伺いしますが、10年・20年と長い期間投資を続けられる会社をどのような視点で選定しているのでしょうか。
澤上:投資先を選ぶ時にまず見るのは、その企業が未来に対して成長の可能性を持っているか、それを実現する力および意志を持っているかどうかです。その時々の瞬間を切り取って企業を見るわけではなく、時間軸をもって見ています。 ESGで言えば、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)のうち、どれかが欠けたら投資できない、ということにはなりません。むしろ、改善を目指すことが成長に繋がります。今は大変な苦労をしているけれども、このまま歩んでいってくれるなら可能性は実現できるだろう、そういう企業に投資しています。人との付き合いも同じですよね? 欠点があったら付き合わないではなく、一緒に成長しようというように。
―将来の可能性をはかる、といっても、様々な角度からの検討が必要だと思います。御社の場合、どのような視点を重視しているのでしょうか。
澤上:一言で表せば、世の中に必要とされる企業です。顧客に、社員に、地域に、社会に、地球に……。関わる人たちが存続を望む企業は持続性があります。一発当てるのではなく、常に進化し続ける。胸にSDGsバッジを付けて喜んでいる企業もありますが、バッジはゴールではなく始まりのはずです。
SDGsについて言えば、経営者や社員・地域がSDGsを実現するための活動をしたいと考えていても、株主がそれを拒否することもよくあります。株主も地球環境が良くなる方が良いこともわかっているし、消費者としての視点で見れば自身も良い商品を選びたいはずですが、投資の視点で行動すると儲けの方を優先にしてしまう。儲けファーストで考えると、社員を育て、時間をかけて企業を良くしていこうという視点が消されてしまうのです。 長期的な視点で行動できる企業は、関係者全ての相互理解をはかっている企業だと思います。理念の一致をはかり、もちろん株主もその理念を応援する。そういった点も重要なポイントです。SDGs、ESGなどと声高に言われていても、形だけ・儲け優先という現実があるのが残念な点です。
―澤上さんは公益資本主義を普及する一般財団法人アライアンス・フォーラム財団でも講演をされています。公益資本主義という視点から御社の考え方をお伺いできますか。
澤上:公益という言葉は、公共の利益に資すること、つまり社会から必要とされる要素を意味します。資本主義というものは本来、社会から必要とされる要素がなければ活動が継続できないわけですから、公益資本主義とは至極当然のことだと考えています。
結局のところ、資本主義を論じる時、利益をどう配分するかという話になるわけですね。株主なのか、経営者なのか、社員なのかと、それぞれの利益の奪い合いの議論にすぎません。「なぜ社員の給料を上げなければならないのか?」と株主が考えてしまうこと自体がおかしい。社員の給料が上がれば消費が進み、それが経済を活性化し売上に戻ってくるという時間軸とメカニズムの視点で投資を考えていないということを意味します。 公益資本主義はこのような状況を変えるべく、原丈人氏は株主だけが儲かる仕組みを改めようと制度面の変更の提言をされています。しかし制度だけ変わっても、最終的には株主がノーと言えば企業は抗えません。ですから弊社は投資家であるファンド仲間約12万人に、あるべき未来の姿を実現しようという想いを伝え、裾野から意識を変えて、その面積を広げていくのが役割だと思っています。
―現在、御社は約12万人ものファンド仲間を持つメガファンドです。約3000億円の資金を運用されています。1999年に発足した当初は僅か500人からのスタートであり、様々な紆余曲折もあったとも伺っています。そのような状況からどのようにメガファンドにまで成長してきたのでしょうか。
澤上:ファンドが発足した1999年当時はまだ日本に投資が根付いていない時代でした。「真面目に働いていれば給料は伸びるし年金もある、これからも日本経済は安泰だ」という考えが残っていた。しかし弊社の創業者には、成長経済は既に終わりを迎え、成熟経済下のあるべき姿、つまり、いずれ一般の人にも資産運用が必要になる時代が来るという信念があった。

―スタート時の約500人のファンド仲間が翌々年には2万3千人にまで拡大しました。
澤上:当時はITバブル全盛期で多くのファンドはドットコム企業の株式を買い集めていました。しかし弊社はそちらには見向きもせず、社会に必要だけれども派手さのない(割安に放置されている)企業を選びました。主に重厚長大系の企業でしたが、そうしていたら「さわかみは古い」と言われた(笑)。しかしその後ITバブル崩壊と共にドットコム企業の業績が悪化し、潮目が一気に変わって市場の評価が逆転したのです。
株価やファンドの基準価額は新聞に毎日掲載されます。広告を出さなくても日々世間の目に晒されていますので、「さわかみ投信のファンドはなぜこれだけ急騰しているのだ」と様々なメディアから注目が集まり、顧客が興味を示してくれたのです。それが飛躍のきっかけでした。 とはいえ当時の弊社はまだ本当に資金的に厳しかった。システムを組む資金的余力はなく、全てアナログでやるしかありません。企業の決算書などの情報サービスは買えず、計算も紙と自前の鉛筆・消しゴム。出張費も自腹。それほどお金がかけられなかったのです。なにせ販売手数料をもらっていませんでしたから。
―取引手数料を取らずにファンドを運用されていたのですか……。それほどまでに、20年後、30年後を見据えた長期投資ができる社会の実現とファンド仲間への想いを大切にされてきたのですね。その後、2000年頃から日本ではITバブル崩壊の兆しが見え、翌2001年はアメリカの同時多発テロなどが発生し、株価が暴落しました。御社が、その荒波を乗り越えられた最大の要因は何だったとお考えでしょうか。
澤上:今となっては当たり前になりましたが、「つみたて投資」も弊社がはしりでした。一般の人が資産運用を始めるのなら、収入の中から月々1万円ずつコツコツ始めるのがいい。そういう仕組みを1999年11月からご案内していたので、相場が上下してもかならず一定額の投資が期待できました。同時多発テロの影響は大きかったものの、市場は底を打ち、それによってITバブルを引きずっていた市場が健全化した側面もあります。その後の上昇気流に乗れたのも、つみたて投資による資金安定力が功を奏したとの見方もできますね。 小泉政権時代は不良債権問題がクローズアップされ、株式市場も1982年の水準にまで下がってしまった。基準価額も低迷を余儀なくされた。お客さまの財産づくりどころか、マイナス勘定にしてしまい、申し訳ない気持ちでした。
―社内のモチベーションやお客さまの反応はいかがだったのでしょうか。
澤上: 弊社の長期的な投資に徹するという信念は1ミリもぶれず、将来性の見込める企業を探し、対話し、投資するという地道な活動を繰り返すだけでした。結果が出るのは少し先になるかもしれないが、しっかり成長する企業を応援するというポリシーで淡々と投資を進めていました。ですから社内にいる私たちには正しい道を進んでいる実感があったのですが、それをファンドの仲間たちにも伝えたいと思った。月に2回発行するレポートは、そういった想いを伝える手段として欠かせない存在でした。
―毎月2回もレポートを発行していたのですか。
はい。さらには2004年の4月から、このレポートの余白に社員がコメントを書くようにしました。「この余白、もったいないよね」という程度で始めたのですが、ファンドを運用する社員が自らの想いを言葉にしたい、ファンド仲間にも実際に運用している人間のひととなりを知ってもらえるよね、ということからレギュラー企画になったのです。それが「パワーあふれる投信会社」という企画です。運用会社のメンバーが顔を出すのは、ある意味で非常識です。お客さまの資産をお預かりして運用しているのですから、損失を出したら恨まれるどころではありません。通常は販売会社の営業マンが代わりに顔を出してくれるのですが、私たちは「生産者の顔、想い」を知ってもらうべきだと思って躊躇はありませんでした。「パワーあふれる投信会社」という企画は「面白い社員が集まってるね」というお声にも繋がり、そのうち「社員のAさんに話を聞きたい」といった指名の電話がかかってくるようにまでなったのです。
同じ時期から全国各地で「自立して堂々と生きていこう勉強会」と題したセミナーも開催するようになりました。いわゆる金融セミナーではなく「いかに生きていくのか」ということをテーマにしたセミナーです。こちらも社員たちが自らスピーカーをするのですが、それはもう叩かれましたね(笑)。しかし若者のパワーを届けようとやり続けました。私など、ほぼ毎週末どこかでセミナーをしていました。綺麗なプレゼンテーションというより、今伝えたいことをその場でひねり出すような感じでやっているうちにエンターテイメントのように盛り上がり人気が出てきました。勢いというか、弊社の元気さを見たく、会場は立ち見も出るくらい大盛況でした。

―2005年にはファンドの純資産が1000億円を超えるまでに成長しました。
澤上:ファンド仲間の皆さまを招いて大合流パーティを開催したのは2005年でした。1000人近くの方が集まってくださいました。当日は、にこやかに「おめでとう」と仰っていただき、「こういう方々に支えられて一緒に長期投資という大航海をしているのだ」と感無量でした。
大手の証券会社ではなく、あえて弊社を選んでくれた方たちへの恩返しをしたかった。企画実行委員長として、「皆さまのおかげでメガファンドまで成長することができました」とお礼を言いたかった。本当にありがたいことに、お客さまも「さわかみ投信をいち早く見い出した」という自負もあったのか、口々に「本当によくここまで一緒に来られたね」という言葉をかけていただけました。パーティ後はすぐさま帰社し、余韻もさめやらぬうちに来場してくださった方の名簿を社員全員で入力、その後、オフィスで夜遅くまで乾杯をし通しました。本当に良い思い出です。
当時は市場も活況を呈していましたので、ファンドマネージャーという職業が注目を集め、マスメディアからの取材が増えました。弊社の考え方に共感いただけた視聴者の方からの問い合わせが急増し、万人単位で顧客が増加していったのです。
―それが一転、2008年にリーマン・ショックが起こった。世界中の企業が大打撃を受けました。
澤上:当時はファンド仲間が10万人、基準価額も2万円を超え、日経平均株価やTOPIXとの成績差もどんどん拡大していた上げ基調でした。その後のリーマン・ショックの時期はすさまじい暴落相場でしたが、私たちは株価が下落したらどんどん買おうと決めていたので買いを進めました。 大変だったのはむしろ社内統制でしたね。社会的認知も高まり、運用成績もバツグンに上がっていたので、元々あった「コツコツ」の精神が薄らいでいた。この頃になると創業期を知らない社員も増えていて、お客さまの大切な資金を預かり、ファンドを運用するという重みよりも、「どうお金を使おうか、社会をどう良くしていこうか」といった夢物語が横行しました。つまり同じ社内において、ファンドを運用する側と販売する側の意識のギャップも生じてきたのです。特にお客さまに聞こえが良いことを吹聴する者が出てきて、その後のリーマン・ショックですから、本当に大変でした。
―リーマン・ショックと基準価額暴落の危機をどうやって乗り越えていったのでしょうか。
澤上:「ファンド仲間の皆さまと二人三脚で企業を応援していく」この揺るがない精神を維持することに徹しました。長いトンネルを抜けた先には明るい未来がある、と。しかし、お客さまも収入が減り、手元の資金がなくなってくると、資産運用とは言っていられなくなります。長くお持ちのファンド仲間は肝が据わっているのですが、良かれと思って口コミをしていただいた方々には、その先の友人知人を損させてしまったという心苦さを抱かせてしまった。個人情報保護法の制定や金融商品取引法の施行など様々な法規の変更があり、簡単に説明するのが難しくなったという側面もありますが、これが口コミの強さでもあり弱さでもある。私たちは紹介してくれた方々の気持ちは絶対に忘れてはいけないと心に刻みました。それと、理想郷を求めて入社した社員にもくじけた人がいましたね。
―さらに2011年3月に東日本大震災が襲い掛かります。
澤上: 弊社の強みは長期で投資先企業の株式を持ち続けていることです。投資先企業を半年から一年で入れ替えるのが一般的ですが、私たちはリーマン・ショックを超えて10年以上もの長い間、一貫して企業の応援を続けてきた実績があります。下げ相場でも投資してきたことで、「さわかみ投信は本当に自社を応援しようとしてくれているんだ」という投資先企業側との信頼関係を紡ぐことができましたので、弊社は企業から高い評価に繋がったのです。苦しい時でしたが弊社の強みが顕在化された時期でもありました。 東日本大震災の時は、「こういう時だからこそ、長期的な投資の力で日本を支えていこう」という情報発信をしたところ、全国のファンド仲間から、「まさにその通りだ。自分たちが日本を支えていかなければならない」と資金が次々に入ってきた。私たちとしても「ここは共に頑張り抜こう」と対話するように発信し続けました。
―10年を超える長期保有、かつ下げ相場でも買い続けることで、投資先企業との信頼関係を構築されてきているのですね。
澤上:株式市場においては株価の上下は損得以外のものがあります。例えば株価が下がると乗っ取りを企む者が現れやすい。特に企業の未来を潰すような投資家によって買い占められてしまうのを防ぐことも、長期で株式を持つ者の責任なのです。贔屓のプロスポーツチームが負けている時、それでも応援してくれるファンがいてくれるから、いつかまた優勝することができる。それが未来を一緒に歩むということです。 だから株価が下がった時にこそ投資を通じて企業に頑張ってもらうのです。今の投資家は企業の頑張りを奪うことばかりしていると思います。企業に長く頑張ってもらうには企業の想いへの賛同者が必要です。その最大の賛同者であるのが株主なのですから、株式を保有する者にはその企業を応援する気持ちがなくてはならないのです。

―この頃から運用報告会も始められています。
澤上:それまでもレポートを発行していたのですが、弊社がどんな企業に投資して、そのおかげでどれだけ企業が頑張れているのか、それがどんなに素晴らしいことかを伝えたくてスタートしました。2014年からは企業の方もお招きして大々的に開催しています。投資先とファンド仲間が直接お話することでより長期投資の魅力が伝わるのではと考えたのです。
またこの時期から全社員勉強会も始めました。弊社もグループ6社程度にまで拡大し、スタッフが充実し始めてシステムやデザインだけを専門に担当する社員も増えてきた。ですが直接お客さまに会わない彼らにも、誰のお金をどのような想いでお預かりしているか理解してもらいたいと思い、勉強会の講師になってかならず一度はファンド仲間の前に立ってもらうようにしました。 2015年から2016年くらいにかけてリーマン・ショック時に買い増しされたファンド仲間もその成果を満喫され始めた。弊社の第一目的である「お金の心配がない経済的な自立を達成する」ことを実現した方々が増えてきたのです。それで次は「生き方に憧れられる人を増やしていく」ステージに入っていこうと考えました。
―それが今は達成されてきていると。
澤上:それが、そうは順調にはいきませんでした。金融バブル・投資ブームになってくると、カッコいいお金の使い方や企業を支援したいという想いを持たず、儲けや得を優先する人が出てくるのが社会の常です。その傾向を是正していかなければならない。それが今後の課題の一つですね。

―20年にわたる御社の歴史を駆け足で追ってきましたが、改めて今後の展開についてお聞かせください。
澤上:単一商品で20年以上という年月の積み重ねは日本の投信業界においてあまり例がなく、その間ずっと本格的な長期投資運用を貫き、つみたて投資で高い実績を残していることについては誇りに思っています。
また公益資本主義の考えに照らせば、企業はより良い明日をつくる責任があります。しかし、そこでいう企業は経営者だけでなく顧客・従業員を含めたもので、いうなればステークホルダー全てがその責任を負っているわけです。ですから企業で働く人全て、あるいは消費者である私たち一人ひとり、そして投資家にも責任の一端がある。投資家になった瞬間に自分の儲けのみを肯定し始めるのはカッコ悪い投資家でしょう。そうではなく、より良い社会をつくるため、将来を担う子供たちに対する責任を投資家も果たしていかなければなりません。
でも責任というと、ちょっと窮屈ですよね。だから私たちは、「より良い世の中をつくっていきましょう」、という視点で皆が手を結び、それぞれの役割の中で未来を担うことをすればよいと思うのです。しかし、そうは言っても、やっぱりお金の不安があるとより良い未来に想いを馳せることは難しいですよね。しかるにさわかみ投信ではそういう不安を解消するお手伝いをしているのです。
企業の可能性を支えることで生まれる未来。未来が良くなればかならず結果としてリターンが返ってくる。そういう未来に対する投資を多くの人にも体験して、実感してもらいたいですね。うまく儲けてもカッコいいお金の使い方はできません。だから私たちはファンド仲間とプロセスも大切にしています。その想いを共有した仲間が、100万人くらいになれば国全体が動く原動力となる。主導権を握りたいわけではありません。本当の意味でSDGs、ESGを実行している人たちで溢れさせたいのです。
私たちの役割は、お金の不安を解消するお手伝いをし、カッコいい生き方ができる投資文化のモデルを見せることのみ。それだけです。言い換えれば、皆に責任があるから、皆で頑張るしかないのです。 時間はかかると思いますが、この信念を貫いていきたいですね。

澤上龍
1975年千葉県生まれ。2000年5月にさわかみ投信株式会社に入社後、ファンドマネージャー、取締役などを経て、2013年1月に代表取締役社長に就任。 現在は、「長期投資とは未来づくりに参加すること」を信念に、その概念を世の中に根付かせるべく全国を奔走中。コラム執筆や講演活動の傍ら起業や経営の支援も行う。株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクション代表取締役社長、株式会社Yamatoさわかみ事業承継機構取締役なども兼務。著書に「儲けない勇気」(幻冬社)がある。
さわかみ投信株式会社
https://www.sawakami.co.jp/
〒102-0082 東京都千代田区一番町29-2
Tel.03-5226-7791(代表)


ライター:
1980年千葉県生まれ 筑波大学大学院博士課程中退(台湾留学経験有り)。専門は中国近代政治外交史。その他、F1、アイドル、プロレス、ガンダムなどのジャンルに幅広く執筆。特にガンダムに関しては『機動戦士Vガンダム』blu-ray Box封入ブックレットのキャラクター・メカニック設定解説を執筆(藤津亮太氏と共著)。