
大阪で未成年が首絞め行為を行う動画と、海に突き落とされた後に被害者が水中で全裸でもがく動画が拡散。いじめか遊びか背景不明のまま、命の危険性を巡りSNSで波紋が広がっている。
小学生に首絞め、そして全裸で溺れかける姿…拡散された3本の映像
大阪府内とされる場所で撮影された、未成年同士の危険行為を映した動画がSNS上で拡散され、波紋を広げている。拡散されたのは、暴露系投稿者として知られるDEATHDOL NOTEによる投稿だ。
問題の投稿には、
「大阪府某小学校 加害生徒
備考:羽交い締め後、海に突き落とす
加害者:大阪府の中学生
被害者:大阪府の小学生」
との説明が添えられ、小学生と中学生とみられる人物が関与する暴力的な場面が記録された3本の動画が添付されている。
いじめなのか、遊びの延長なのか、背景は不明なまま議論が続いている。しかし映像が示す内容は、「遊び」で済ませられるレベルを明らかに超えている。
首絞め行為が映る動画 “チョークスリーパー”に近い危険な体勢
1本目の動画には、中学生とみられる加害児童が小学生とみられる被害児童の首元に腕を回し、いわゆるチョークスリーパー(首絞め)に近い体勢で締め上げる様子が映っている。
首への圧迫は、頸動脈を塞ぐことで
・意識喪失
・呼吸困難
・脳への酸素不足
・最悪の場合は心停止
といった重大なリスクを伴う危険行為だ。
投稿文には「羽交い締め」と説明されているが、動画では強く首が締まっており、羽交い締め以上に危険性の高い行為である。
周囲の動画撮影しているギャラリーから「一回(首を絞めている腕を)離せ」と言われても離さずに首を絞め続け、被害者児童の苦しそうな様子が確認できる。
その後、別動画では被害児童が水中で溺れたようにもがく姿が確認できる。水中動画は2本あり、1本目は被害児童の青い服が確認できるが、2本目はモザイクがかかっているが全身肌色である。これは、被害児童が溺れるのを防ぐために服を脱いで全裸になっているようにも見える。全裸と見える動画内でギャラリーたちが「警察来た、警察w」などと茶化している音声も入っている。
どれも、見る側に強い不安と恐怖を与える内容となっている。
ただし、撮影時期、場所、当事者の関係性などの詳細は一切明らかになっておらず、現時点では真偽や背景は不明だ。
「同様の事件で実際に亡くなった子がいた」SNSに広がる恐怖の声
この動画を巡って、SNS上では深刻な体験談も投稿されている。
「これ、うちの近所の川で同じようないじめがあり、実際に飛び込まされた男の子が亡くなりました。
そして、加害者の中で首謀者と思われる人物(現在も中学生)が鑑別所に入りました。
この子は服を脱いで溺れるのを回避したけど、ほんとに〇人事件になるよ…」
ほかにも、
「冗談で済むレベルじゃない」
「遊びの延長に見えない」
「助からなかった可能性もある」
など、危険性を指摘する声が相次いでいる。
いじめか遊びか?命に直結する危険行為であることは変わらない
問題なのは、たとえ当事者が「遊び」のつもりであったとしても、首絞めや海への突き落とし行為は、命に直結する極めて危険な行為であるという点だ。
実際、過去には同様の「ふざけ合い」の中で、溺死事故や重大事故に発展したケースが数多く報告されている小学生と中学生という年齢差も、力関係や心理的圧力を考慮すれば、決して軽視できない。
そして、首への圧迫は、意識喪失・呼吸困難・脳への酸素不足・心停止といった重大なリスクを伴う。
たとえ数秒でも、子どもの身体や大切な将来に致命的な影響を及ぼしかねない。
未成年暴行動画問題は社会全体の課題
年始の始業式や学年集会では、「DEATHDOL NOTEなどの暴露系アカウントへの情報提供や、SNSへの動画拡散は控え、まずは保護者や教師に相談してほしい」と呼びかける学校もあったという。未成年の暴行動画やいじめ映像が拡散されることで、当事者の特定や誹謗中傷が加速し、二次被害が拡大するケースが相次いでいるためだ。しかし現実には、「学校に相談しても十分に対応してもらえなかった」「行政に伝えても動きが遅かった」と感じた人が、最終的に暴露系アカウントやネットの拡散力に頼ってしまう状況も少なくない。
一方で、SNSへの暴露や晒しは、ネット私刑を誘発し、誤った情報による“特定合戦”や無関係な人物への攻撃につながる危険性を常に伴う。いじめや暴行問題をめぐり、社会が本当に問われているのは「拡散すべきか否か」ではなく、学校や行政に相談した時点で、実際に守られる仕組みが機能しているのかという点だ。子どもたちがネットに頼らずとも救われると実感できる環境づくりが、いま教育現場と社会全体に強く求められている。



