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松岡昌宏がSTARTO退所へ 新会社「MMsun」設立の舞台裏とTOKIO解散、その決断の核心

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松岡昌宏氏
松岡昌宏氏 YouTubeチャンネルより

36年間を旧ジャニーズ事務所系の組織で歩んできた松岡昌宏(48歳)が11月末でSTARTO ENTERTAINMENTを退所し、12月から独立することが『女性セブン』の取材で分かった。すでに新会社「MMsun」を設立しており、今年6月のTOKIO解散、国分太一(51歳)の問題を経て下した決断だった。長いキャリアの中で静かに積み上げてきた覚悟と、新たな活動の方向性を改めてたどる。

 

“旧ジャニーズ一筋”から独立へ 36年で迎えた転機

松岡昌宏は1989年、旧ジャニーズ事務所に所属して以来、音楽、ドラマ、舞台、バラエティと幅広い分野で活動してきた。特にTOKIOとしての活動は、国民的番組『ザ!鉄腕!DASH!!』を通じて幅広い層に知られ、グループとしての存在感は他のタレントグループと一線を画すものだった。
だが、その歩みは2024年の夏、大きな転換点を迎える。TOKIO結成35年の節目にして解散が発表され、松岡のキャリアは大きな構造変化を迫られた。組織に守られた立場から、自己決定によって舵を切る立場へ。36年間積み上げてきた関係性をいったん手放し、個として再出発する決断は、単なる退所ではなくイメージ刷新の転機といえる。

 

新会社「MMsun」設立に見える“作品主導”の姿勢

今年10月上旬、東京都港区のオフィスビルに「MMsun」が設立された。代表取締役は松岡昌宏。
特筆すべきは、資本金や株式数が株式会社TOKIOと同規模である点、そして事業目的に「音楽著作権管理」「原盤制作」が追加されたことだ。
版権管理を自社の業務に取り込むことは、アーティストにとって創作の自由度を高める決定であり、制作主導権を外部に委ねないという意思表示でもある。
松岡は近年、舞台作品への参加や脚本へのこだわり、映像作品の分析眼など“クリエイター志向”を強めていた。MMsunの事業内容は、こうした松岡の方向性が体系化された形であり、今後は彼自身が作品の企画段階から深く関わる未来像を示している。

 

STARTO退所は既定路線だった “白紙スケジュール”の意味

STARTO ENTERTAINMENTの公式サイトでは、松岡の12月以降のスケジュールが長期にわたり更新されていなかった。芸能事務所において、稼働予定が示されない状態が継続することは異例であり、退所を見据えた調整だったことがうかがわれる。
松岡は極めて慎重に準備を進めた。退所という大きな決断にもかかわらず、SNSによる発信やドラマティックな演出を避け、メディアを驚かせるような発表も行っていない。
12月上旬に三越劇場で開幕する『いきなり本読み!』は、独立後の実質的な初仕事となる。出演者がその場で台本を読み込み、生の表現を創り上げる企画で、松岡が長年磨いてきた演技力や瞬発力が試される場でもある。この舞台を“スタート地点”に据えたことは、松岡が今後の活動において表現者としての軸をより強く意識している証左と言える。

 

背景となった国分太一の問題 TOKIO解散と二つの決断

松岡の独立の背景には、国分太一のコンプライアンス違反問題がある。
今年6月、日本テレビが国分の複数の違反行為を認定し、『ザ!鉄腕!DASH!!』を含むレギュラー番組からの降板を発表した。国分は芸能活動を休止し、TOKIOは混乱に包まれた。
松岡と城島茂(55歳)は協議の場を持ち、松岡は「国分の問題を受けてグループを畳むべきだ」と提案した。城島が受け入れ、わずか数分でグループの未来が方向づけられたという。
35年続いたTOKIOの突然の幕引き。その裏側には、松岡の冷静な判断と、仲間への複雑な感情が交錯していた。彼にとって国分は“戦友”だったが、その戦友の不祥事により、松岡自身のキャリア全体も揺さぶられる結果となった。

 

松岡昌宏が選んだ“静かな独立”

ほかのタレントが会見やSNSで独立を宣言する中、松岡は徹底して沈黙を貫いた。派手なパフォーマンスを避け、必要以上に自らを語らず、作品と行動で示す姿勢は、彼のキャラクターに通底する部分でもある。
今回の独立は、決して“勢い”ではない。長年のキャリアを踏まえた上で、自らの表現領域を守り、深めるための選択である。
城島は地域支援や司会業に軸足を置き、国分は活動休止へ。グループの進路が三者三様に分かれる中、松岡は個としての存在感をさらに高める方向へ歩き出した。
MMsunの設立は、松岡にとって単なる拠点ではなく、“松岡昌宏という表現者”を再定義するための舞台装置である。


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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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