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株式会社イワタ

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〒604-8182京都市中京区堺町通姉小路下ル大阪材木町701番地2

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IWATA、京都「循環フェス」で羽毛ふとん無料回収 梅小路公園が舞台、循環型ものづくりを訴求

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梅小路公園に集う「循環」の担い手

京都の寝具メーカーIWATA(京都市中京区)は4月20日、梅小路公園で開かれるリユースの祭典「循環フェス2025」に協賛し、ダウン率50%以上の古い羽毛ふとんを無料で回収する。複数枚の持ち込みが可能で、利用者には同社直営店で使える1,000円分の商品券が進呈される。

IWATAによると、羽毛資源の回収イベントは昨年に続く試みで、今年は来場者のリユース体験をより深める狙いがあるという。

 

回収後は「RENMEN」で再生

イワタの昨年の実施風景
昨年の実施風景(提供:イワタ)

IWATAが推進する「RENMENプロジェクト」は、使わなくなった羽毛ふとんからダウンを取り出し、洗浄後に独自のイオン化技術で清潔度を高めて新製品へ循環させる取り組みである。同社は「作る→使う→棄てる」という直線型の消費から循環型経済への転換が不可欠と強調し、「季節のうつろいを楽しめる日本を次世代に引き継ぎたい」と訴える。

京都市環境賞特別賞や京都府環境保全功労者表彰を受けた技術と実績が、府内外の自治体や企業から注目を集めている。

Z世代が牽引する「循環フェス」

循環フェスは2022年に始まり、古着回収ボックス「RELEASE⇔CATCH」や無料持ち帰りコーナー「¥0Market」など、Z世代の感性で古着と資源循環を結ぶ企画が評判を呼んできた。

主催はヒューマンフォーラム、京都信用金庫、梅小路クリエイティブプラットフォームで、京都市も共催する。回収羽毛と古着という異なる資源が同じ会場に集まることで、来場者の循環行動を加速させる効果が期待される。​

地場企業が描くサーキュラーエコノミーの未来

IWATAのサーキュラーエコノミーデザイン
IWATAのサーキュラーエコノミーデザイン(提供:イワタ)

京都には伝統産業と最新技術を組み合わせた持続可能なビジネスが育つ土壌がある。寝具分野で100年以上の歴史を持つIWATAは、国産木材や竹材の活用、長寿命設計とメンテナンスサービスなど多面的な環境方針を掲げてきた。

代表取締役の岩田有史氏は「羽毛は食肉産業の副産物であり、本来捨てられてきた資源だ。市民と協力して循環を可視化し、環境負荷を次世代に残さない寝具づくりを進めたい」と語る。

 

20日のイベント詳細

循環フェスは10時から16時まで、梅小路公園七条入口広場で開かれる。入場は無料。IWATAの回収ブースでは、持ち込まれた羽毛ふとんのダウン率をその場で確認し、受領証と商品券を手渡す仕組みだ。主催者は公共交通機関の利用を呼びかけており、フェス全体でCO₂排出を最小化する方針を掲げる。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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